炭水化物を極端にカットするダイエットは死亡率が高まります

ダイエットで炭水化物を極端にカットすると、死亡率が高まります。

CMなどで有名な、マンツーマンのダイエットサポート会社などの影響で、炭水化物をカットした食事のローカーボダイエットが流行っています。

このローカーボダイエットは、2003年頃アメリカで流行ったダイエット方法で、アトキンス博士が考えだした手法です。

そのため、アトキンス式ダイエットと呼ばれていましたが、炭水化物をカットするためローカーボダイエットと呼ばれたり、体内のケトン体が異常に増えるため、ケトジェニックダイエットと呼ばれたりしています。

テレビのCMでもご存知のように、炭水化物をカットすると、ダイエットは成功するでしょう。

しかし、それによって健康を害する実験による論文もでています。

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ローカーボ食を推奨している日本ローカーボ食研究会

ローカーボ食を推奨している日本ローカーボ食研究会という会がああります。

その日本ローカーボ食研究会がサイトで公表しています。

ローカーボ食とハイカーボ食の13万人、20-26年間の大規模・長期観察コホート研究です。観察期間中に12,555人もの死亡数に達し、死亡原因を解析するのに十分なパワーがあります。この研究の特徴は動物性脂肪・蛋白質と植物性脂肪・蛋白質摂取を解析したこと、脳心血管死亡数だけではなく癌死も追跡・解析していることです。

ローカーボ食研究会ホームページより引用

12555人を対象に行なっているので、十分に信頼できる数でしょう。

こういう研究で信頼出来ないのは、数が少ないことです。

大数の法則というのを聞いたことがあると思いますが、確率でも、回数が少ないうちは、ブレが大きくなります。

しかし、回数を重ねて十分な数になると、実際の期待値に近づいていきます。

12555人というのは、十分なエビデンスとなるでしょう。

この研究では炭水化物・糖質制限をローカーボ指数によって1-10群に分類、ハイカーボ食は1、最も厳しい制限は10で、1→10に向かって連続的にハザードリスク(年齢、総摂取エネルギー調整)が増加あるいは減少しているのが重要です。 総死亡数でみると、男性では10群ではハイカーボ食群(1群)に比べて死亡数は有意に増加(Hazard risk:HR=1.33)、女性(HR=1.19)では有意差はありませんでした(図)。つまり、ローカーボ食を厳しくすればするほど死亡率は上昇することが明らかとなりました。ローカーボスコアの1はハイカーボ食、10は35-37%炭水化物制限です。ローカーボスコア10は灰本クリニックの食事調査に照らし合わせると、1.5-2食制限に該当します。

ローカーボ食と死亡数

ローカーボ食研究会ホームページより引用

正しい知識のもとにダイエットを行いましょう

しっかりとした研究や証拠のもとに、ダイエットをすると、健康的にダイエットすることはできるでしょう。

このローカーボ食によるダイエットも、しっかりとした知識を持って実行すれば、健康に寄与することは間違いないと思います。

しかし、間違ったやり方や、知識のもとに行えば、健康を害し、寿命を縮めてしまう結果となります。

日本ローカーボ食研究会では、このようなことも書いています。

民間療法への警鐘
ローカーボ(糖質制限、低炭水化物)食を実行している患者では3食制限が横行しています。これは民間療法というべきで、科学的な有効性や安全性を考慮するとむしろ逆に死亡数を増やす可能性もあります。灰本クリニックでは、HbA1c>12%以上では短期間に3食制限をすることがありますが、HbA1c<11%以下では2食制限でHbA1c7.2%まで下がることが科学的証明されています(リンク)。ですから、3食制限はきわめて少数の患者、それも短期間に限定しています。

はじめに記載したように、ローカーボ食は発展途上の治療方法です。こまかな弱点や利点はいろいろあって、欧米では議論が沸騰しています。しかし、その混乱のなかでハーバード大学による患者の詳細な食事調査に基づく、総死亡数をoutcomeに据えた大規模・長期観察研究は、おおむね間違っていない方向を示してくれており、私たちの道標となるでしょう。

コツコツ一つずつ科学的に安全性と有効性を証明するために臨床研究を積み重ねていく行き方が、患者へ誠実なローカーボ食を届けることになるのです。私たち医療関係者はそのような心構えが必要です。科学的根拠がない民間療法への対応は慎重でありましょう。

日本ローカーボ食研究会より引用

流行に流されず、バランスの良い食事をとって、運動をするという王道で健康維持とダイエットを行っていきましょう。

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