ネットショップでお買い物をするときに、入力項目が多くて、購入をやめてしまったことはありませんか?
- 個人情報の入力
- クレジットカード情報の入力
- IDの設定
- パスワードの設定
- 秘密の質問の設定
- サイトやお店を選んだ理由
- どこでお店を知ったか?
初めてのショップなら、このような作業が必要になり、お店によってはもっと多いでしょう。
一度取引のあったお店でも
- IDの入力
- パスワードの入力
があり、パスワード忘れた場合は、再設定が必要になります。
また、クレジットカードの再入力が必要になることもあるでしょう。
買いたいものを途中で辞めてしまう摩擦
このような面倒なことがたくさんあることによって、購入を途中でやめてしまう人は意外と多いようです。
買いたいものを途中でやめてしまう?
そんなことはないだろうと思うかもしれませんが、あるデータによると世界のネットショップの買い物かごに残った商品の合計は460兆円とも言われています。
このようなお客様が
- 面倒
- 遅い
- 不便
と思うこと(摩擦)が、多くの売上を奪っているということです。
ワンクリックで購入したい
その摩擦(フリクション)を無くしていくには、どのようにしていけばいいのか?
というのがこちらの
- ゼロ・フリクション思考 ロジャー・ドゥーリー
で学ぶことができます。
多くの人は楽な道を選びます。
たくさんのお申込みフォームに記入するより、多少価格が高くても
- 何もせずに
- ワンクリックで
購入したいものです。
アマゾンのワンクリックで今すぐ買うボタン
アマゾンの
- ワンクリックで今すぐ買うボタン
は、その摩擦を一気に解消したものでしょう。
それによってアマゾンは、買い物カゴに残ったであろう取り損ねた売上を、全て本物の売上に変えることができたのです。
アマゾンでの商品が、たとえ他のネットショップよりも価格が高かったとしても、購入に摩擦が少ないという理由で、購入する人は多くいるでしょう。
それに加え、アマゾンは他のネットショップより価格が安いことが多いので、アマゾンで購入する方はさらに多いでしょう。
シンプルにすることは労力やコストが少ない
- シンプルにする
- できる限り簡単にする
これには、
- 新たにお客様を作る
- 既存のお客様に買ってもらう
よりも、労力やコストも少なくできるでしょう。
自分のお店や業界で
- どんな摩擦があって売上を失っているか
を考え、改善していかなければいけません。
選択肢が多いことも売上を失う摩擦の一つになる
面倒臭いことだけが摩擦ではありません。
手数料や送料などのコストも摩擦の1つです。
また選択肢が多いことも摩擦になることもあります。
- 6種類のジャムを売るコーナー
- 24種類のジャムを売るコーナー
の試食コーナーを設けて、どのくらいの人が購入するかを実験したものがあります。
品揃えが多い24種類のほうが売れそうですが、実際は6種類のほうが10倍以上の売上を上げました。
これは選択肢が多いときに起こる
- 選択の麻痺
です。
選択肢が多ければ多いほど、行動量が減ってきます。
決断するためのパワーというのは限界があり、それを使い切ってしまうと、決断が先延ばしされてしまうのです。
これが選択肢の多さが摩擦となった例です。
摩擦改善は本やアマゾンから学ぶ
このようなことは、なかなか自分で考えるのは難しいので、そのような場合は、様々な事例が書かれているこちらの本を購入して学んでみてください。
また、うまくいっているライバル企業を研究することもいいでしょうが、アマゾンのような世界トップ企業を研究するほうが業界の常識にとらわれず、新しい摩擦改善のヒントが得られます。
ぜひ参考にしてみてください。